さんぽたびとり

旅行とバードウォッチングの話題を中心に趣味の話や日々の出来事を綴っています。

鳥屋の私が身近な野鳥の魅力を語ってみる

自然環境系の仕事をしている友達から聞いた「鳥屋」「写真屋」ということば。
バードショップとフォトショップという意味ではありません。


私のような野鳥のすべてが好きなひとのことを「鳥屋」と呼び、写真を撮るだけが目的の人を「写真屋」と呼ぶそうです。「写真屋」さんたちは、マナーを守っている人がほとんどですが、鉄道カメラマンと一緒で一部の身勝手なカメラマンが生態系を脅かす勢いの行動をしていることもあるのは困ったものです。

鳥屋でも団体で観察している時などは団体のリーダーが統率をとれていないと、立ち入ってほしくないところに無意識で入ってしまったり、ということもあると聞きました。私もたまに探鳥会に参加することがあります。人が多いと周りが見えなくなりがちです。気を付けなければいけません。

 

身近な野鳥のラインナップ

都会でも、家の周辺で見られる鳥もかわいいんですよ。写真屋のみなさんがほとんど興味を持たない(と思われる)身近な野鳥、身近すぎる鳥たち。よく見かける鳥もそれぞれ性格も、特徴も違います。同じ身近な鳥でも人に馴れやすかったりそうでもなかったり、小鳥であっても様々な食性の違いがあります。

朝は庭にメジロが来ていたり、オナガの鳴き声がすると、テンションが上がって元気になります。近所で見かけると「ムッくん(ムクドリ)こんにちは。」「ヒヨちゃん(ヒヨドリ)おはよう。」などとあいさつしてまーす(引かないで・・・笑

 

身近な野鳥はこんな感じです。バードウォッチングをはじめたい方は、まずは近所で見かける身近な野鳥から覚えるといいと思います。

(スズメ大)スズメ、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、カワラヒワ

(ヒヨドリ大)ヒヨドリ、ムクドリ、オナガ

(ハト大)キジバト、ドバト

(カラス大)ハシブトカラス、ハシボソガラス

 

わからない鳥を野鳥に詳しい人に質問するときは「スズメ位の大きさで」などというと、想像がつきやすく、答えやすいです。

身近すぎる野鳥は知ってます!という方は野鳥の会のBIRD FAN(身近な鳥)をどうぞ。

野鳥図鑑(身近な鳥) | BIRD FAN 日本野鳥の会

 

 

実はすごい身近な野鳥

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身近な鳥でよく知られるヒヨドリです。実は日本周辺でしか見られない珍しい鳥です。ヒヨドリは、ずっとその場所に居る留鳥の個体と、渡り鳥として海原を渡り冬の間だけ身近な場所に居る個体がいます。夏に比べて秋になるとヒーヨヒーヨがにぎやかだと思いませんか?ヒヨドリは花の蜜を食べるイメージが強いですが、子育ての頃はこうやって虫を運んでいます。

日本と限られた国しかいない鳥といえばオナガもそうです。ヒヨドリもオナガも海外のバードウォッチャーのあこがれの鳥だそうです。

 

環境の変化に対応した身近な野鳥

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シジュウカラはもともと森林の鳥でしたが、今はすっかり街の鳥になりました。巣箱かけすると必ずと言っていいほどシジュウカラが巣にしてくれます。野鳥イベントに貢献してくれるありがとう!我が家には巣箱はかけてありませんが、ご近所のどこかの巣で生まれたシジュウカラのかわいい幼鳥がうちの庭に来てくれました。母鳥がせっせと餌を運んでいました。東京の普通の住宅地の狭い庭なんですよ。うれしかったです。

森林の鳥と言えば、最近エナガもどんどん増えてきています。そのうち身近な野鳥になるかもしれません。

 

オレンジの鳥がいた!

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息子が駅の近くでオレンジの鳥がいたけど何?と聞いてきました。この時期に身近でオレンジの鳥と言えばジョウビタキしかいない。近所で見られるのは春先まで。ヒーッ ヒーッ ヒーッという鳴き声を聞いたら探してみてください。これの写真はオスです。いい写真が無かったので素敵な写真を無料画像からお借りしました。

ジョウビタキについては以前の記事でも触れています。

kokko818.hatenablog.com